顎関節症とは、あごを動かすとカクカク音がしたり、痛みを感じて開けなくなるなどの症状の病気です。
この病気の治療にあたり、まずはあごの状態を様々な指標から診断します。
歯科用CT
CTとはX線とコンピューターを使用し、歯や骨の位置や形態などを3D画像で立体的に把握する装置です。CT撮影によってあごの関節の形状を詳細に把握します。
バイトフォース
かみ合わせにかかる力をデジタルで測定し、治療方法を策定します。
バイトアイ
かみ合わせの位置をデジタルで測定し、治療方法を策定します。
無意識に行ってしまっている行動を、態癖(たいへき)と呼びます。例えば本を読みながら頬杖をついたり、下唇をかむなどの態癖があると、あごに余計な力がかかり続け、結果として痛みを発症させている場合があります。
そんな日常生活の中の何気ない癖などからも原因を探ります。
スプリント療法
スプリントと呼ばれるマウスピースであごの関節の位置を調整し、かかる力を軽減させます。また同時に、かみ合わせの位置も適切な状態に導きます。
矯正療法
矯正歯科治療により、歯ならびをキレイにすると同時に、かみ合わせの状態もバランスを整えます。
咬合療法
歯の形の問題でかみ合わせが不正になり、あごの関節に負担を与えている場合があります。
そういった場合は、歯を型どりし、模型を制作して原因を探ることもできます。
そして原因が見つかれば、歯を必要な分だけ削ったり、磨いたり、ときにはかぶせ物などで足したりしながら、噛み合わせを整えていきます。